雨は嫌い。片付かない洗濯物がどんどん積み上がっていくのを見るとうんざりするから。実に情緒もへったくれもない理由である。
だけど、雨に濡れる植物を見るのは好き。なんと言うか、深く息をしている感じがするから。これからポエミーなことをつらつら語り始めそうなことを言ってみる。
でも、本当に好き。小さい頃から好きだった雨の匂いも相まって、植物たちが深呼吸しているその中にいる気分になれる。
うちはベランダだが、雨が降れば緑たちは雨に濡れる。がっつり軒下に置いているものは大雨が降らない限り大丈夫だが。
二番花を咲かせるミニバラもうるうると濡れている。
現実的なことを考えたら、黒星病等々病気に注意しないととか、次の薬剤散布はいつだっけとか、色々ある訳ですが。
心配しなくても、どーにかしなきゃならない現実の中で生きているから。ほんの少しの間だけでも「花びらの雨粒ってなんか甘そう」とか何の足しにもならんことをぼやぼや空想して、現実逃避しましょ。