しま猫のずぼらな園芸日記

万年初心者によるベランダ園芸の備忘録

珍しくはない普通の花

マツバボタンが咲いた。

マツバボタンは日の光に反応して咲くので、朝、時間にたっぷり余裕がないと、なかなか満開になっているところを見れない。

今か今かと待ちつつも、気付けば昼過ぎ、こりゃいかん!うちは午後はあっという間に日が陰る!と一人バタバタして写真を撮った。

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この花は祖母から貰ったものだ。挿し穂したものを鉢ごとくれた。

祖母の家にはマツバボタンがたくさん咲いていて、挿し穂もたくさん、ひとりばえもたくさん。故に、姉妹、友人にたくさん配っている。

この鉢植えを貰ったあとも、祖母から定期的にマツバボタンは要らないかと聞かれる。笑

マツバボタンは本来は非耐寒性多年草だが、一年草扱いされる。だが、当地のような雪が滅多に降らない暖地だと冬越しは容易だ。昨今の大寒波はさすがにキツいので、屋内へ取り込むことが必須だが。「いつものように」としていると霜に当ててしまう(経験者は語る)。

冬越し容易で、乾燥にも暑さにも強いからだろうか、ふと目をやると、家の石垣に、忘れ去られたようなプラ鉢に、赤紫色や白の花を咲かせているのを見ることが出来る。

つまりは珍しくない花だ。だからというわけではないが、特に思い入れのない花で、限りあるベランダのスペースではそろそろ断捨離するかとも考えている。ビビッときた植物で囲まれたいという、なんとも我が儘な思いがあるのだ。

このマツバボタンオリヅルランがうちでは私が貰ったものだが、処分を考えてしまっている。

相手(親戚)は、善意で「これ育てやすいのよ!」とくれるのだが、あまりピンと来ないまま「せっかく貰ったし」と義務感にも似た思いで育てることになる。

この際、さっぱり義務感は捨てて、狭いスペースを自分の"好き"で埋め尽くそうかな。